ゴロコのつぶやき 家族のこと

母を介護施設へ入居させます④ 家族の葛藤と未来

母を介護施設へ入居させます③ の続き



そして一番の懸念は、祖母の体調管理だ
体力が回復したといっても96歳
いつ急変するかわからない
常に死の不安と向き合っている

 

そう考えると、
やはり祖母を介護施設へ入居させるという判断は妥当だ

 

介護老人保健施設へ入居し、
介護サポートをしてもらうほうが、
不安から解消されるだけでなく
家族の介護に対しての重圧を軽減することができる

 

客観的な立場からみても、
そう思うのだが・・・・・

 

それでも父は納得できない様子
ブツブツと否定的なことを繰り返す

 

その結果・・・
兄弟間でイライラが募る

 

「そう思うのならお兄ちゃんが面倒みてよね」
父に叔母が不満をぶつける

「おまえがそう思うのならそうしたらいい」
伯父も捨てゼリフを吐く

 

父は祖母の介護に責任が持てるのか・・・
母に祖母の介護を丸投げするに決まっている
いい加減に気づけよ
そう思いながら父の様子をみていた

 

それぞれの意見があるのはわかる
祖母のことを思う気持ちもわかる
自分の意見を主張していても何も解決にならない

 

介護問題とは、
介護する側の関係性をも悪化させる
それだけ重い問題でもある

 

仮にもし、祖母の介護を自宅で行った場合、
介護のしわ寄せは、間違いなく母にくる

 

母方の祖母も介護を必要としている、
それなのに、父方の祖母の介護までもしなければならないとなると、
身体がいくつあっても足りない
母が介護の犠牲者になってしまう

 

これまでの母の負担や叔母の負担を考えると
やはり祖母を介護老人健康施設へ入居させることが
一番の解決策だ

 

結局、兄弟間で様々な意見が飛び交う中、
最終的には長男である伯父が手続きをとることとなった

 

とはいえ、父は未だに納得していない
老健は在宅復帰を目的とした介護施設
一定期間を過ぎれば退去しなければならない
そのタイミングで祖母を自宅に戻すと言っている

 

そして、入居が決まった祖母も
リハビリ目的で入居するだけであり、
いずれ自宅へ戻ると言っている

 

厳しい言い方ではあるが、
祖母は家族に負担をかけているという自覚がない
自分で何でもやってきたと豪語しているが、
家族が自分の家庭を犠牲にしてサポートしているからやってこれたのだ

 

父もそう
自分でも介護できるとはいうものの
祖母を介護していたのは母
自分は母に手伝ってもらわなければ何もできない
だからこそ、簡単に介護できると言えるのだ

 

親の介護に対する考えたはそれぞれ
時には、完全に決裂することもある
当然、それぞれの家庭の事情もある

ただ、介護問題において求めるべきものは
やはりお互いに不安や負担を軽減するということだと思う

 

そのためには、
今の介護の現状が本当にいいのか、ということを
一度立ち止まって考える必要がある
親としてみるのではなく、
介護する人という一般的な立ち位置で考えてみる必要もあると思う

 

この先、祖母の行く末がどうなっていくのかはわからないが、
祖母の介護施設入居が決まったことで、
これまでの様々な重圧が軽減されることは間違いない
新たなスタートの始まりだ

 

母を介護施設へ入居させます⑤ 認知症の母 へ

 









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