中学生闘病記

中学生闘病記⑨ 手術で胸に大きな傷ができた私の特別室生活 個室は金がかかるが快適だ





私の胸部には左右の胸の間に15センチほどの大きな傷がある
それがその時の胸部切開の傷だ

 

それだけ大きくメスを入れられたのだから、
痛いはずだ
そして、その痛みが強だったわけが大人になってから発覚した

 

就職内定をもらい、
その会社の健康診断でレントゲン写真をとった
そんな私のもとに、その会社の保険センターから1本の電話が入った

レントゲン写真で肋骨部分に輪っかが写っているのですが、
以前、大きなケガでもされましたか?

 

初めて知った衝撃的な事実だった
22歳にして初めて知らされた事実だった

どうやら胸部切開の際、
肋骨をはずし腫瘍を採取、状況を確認をしたらしい

 

慌てて母に確認した私
当時、そんな説明を受けたけど、留め具でつないだんだね
親ですら知らなかったのか、すでに忘れてしまったのか・・・
そんな驚愕の事実が判明した

 

まさか骨まで切られていたとは・・・
今ではその痛みがどれほどの痛みだったかは覚えてはいないが
それはそれは壮絶な痛みだった
この世の終わりのような痛みだった
その理由が長い年月をかけて解き明かされた

 

手術前までは、相部屋で過ごしていた私であったが、
手術後からは特別室を利用するようになった

 

特別室とは、通常の病室とは異なり、
個人部屋となる
相部屋の相手を気にすることなく、
自分や家族だけで過ごすことができる特別室だ

そのため、通常の病室利用料よりもかなり高額な利用料がかかる
当時、私が入院していた病院の特別室は
1日5000円

 

通常の相部屋であれば、一日あたり保険適用で数百円
特別室を利用し、利用日数が増えるほど負担額は大きくなる

ただ、万が一に備え、医療保険に加入している人が多く、
その費用は保険である程度まかなえる場合もある

 

私の場合、
長期入院ということもあり、
私だけなく、母や家族の体力にも多くな負担がかかっていた

個室なら、相手を気にせず、
自由に過ごすことができる
ソファーベッドもあり、付添人が身体をゆっくりと休めることもできる

 

何よりも、家族が人目を気にせず一緒に過ごせるということから、
以前から両親が特別室の利用を申請していた
そして、たまたま手術後に特別室に空きが出たため、
それ以来、特別室での闘病生活が始まったわけである

 

中学3年生、15歳であればお金の計算はできる
月に30日利用すれば15万だ
それがいつまで続くのかもわからない
いくら共働きであるとはいえ、大きな負担となる

 

「私、相部屋でいいよ」
何度も母親に伝えるが、母はそのたびにこう言った

「お金のことは何も心配いらない」
「そんなことよりも、周りを気にせず、自分のことだけを考えたらいい」
「お母さんもこのソファーのほうがゆっくりできるし」

 

特別室を利用させてもらったことで、
確かにほっとした部分はあった
両親の決断に感謝している

 

相部屋だと、常に小声で話したり、
隣の人に迷惑がかからないように足音を立てずに出入り
トイレも共有トイレを利用するため、
わざわざ少し歩かなければいけなかった

 

特別室は自由だ
廊下から人に覗かれることはない
自由に話せる
トイレは室内に完備されている
私にとってはまるで賃貸アパートのような快適な空間でもあった

そんな私の運命の検査結果は・・・





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