中学生闘病記

中学生闘病記⑤ 検査地獄の日々 一番辛いのは娘だ 病気の子供を抱える親の心境





検査漬けの毎日
なぜ、肺に水が溜まったのか
上半身が異常に腫れ、痛みを伴っているのか
入院後、とにかく検査漬けの日々だった

 

採血、胸部レントゲン、CT検査、MRI検査
検査と呼ばれるありとあらゆる検査を行った

 

歩ける体力は十分にあるのに、
検査に行くときは車いすに乗せられることもあった

 

これでは、完全に病人扱いだ
私は病人ではない
そう思いながらも何も言えずヘラヘラと作り笑顔を浮かべては
車いすに乗って検査室へと向かった

 

夜には両親が呼ばれ、
医者から現状報告が行われる

 

自分の病気はいったい何なんだろう
先生から何と言われたのだろう

両親が先生の話を聞き終え、
病室のドアを開けるたびに
ビクビクする日々・・・

 

しかし、両親は医者から何を言われても気丈に振舞っていた
笑顔で何事もなかったかのように戻ってきた

医者の話には決して触れなかった
「原因は何だろうな・・・」
「早く原因をみつけてもらって家に帰ろう」
この言葉を繰り返した

 

子供ながらに両親が辛い気持ちをぐっとこらえ、
私の前で何事もなかったかのように振舞っていることが痛いほどわかった
時には母の目が泣いた後で赤くなっていた

 

医師からの話をきき、
きっと動揺していたに違いない
それでも、病室の前では気持ちを切り替える

 

当時、父は、
「一番辛いのは私だから、私の前では絶対に涙を見せるな」と母に常に言っていたという

 

それだけ、
私のおかれた現状は、
両親を悲しませ、どん底に突き落としていたのだろう
暗い闇の中に引きずりこんでしまっていたのだろう

 

病気だという現実を受け止めるにはまだまだ幼すぎる
15歳という年齢は、身体は大人でもまだまだ精神的には子供だ

そして、子供の現実を受け止める親にとっても辛すぎる
事実を突きつけられ、信じられないという動揺と
辛い気持ちでやるせない気持ちだったに違いない

 

小児病棟には、当時の私よりもずっと小さな子供もたくさん入院している
風邪の悪化で数日だけ入院し、すぐに退院していく子供も多い

自分の子供が熱を出すだけでも心配だ
そして、入院となるとさらに心配や不安が襲う
たった数日だけでも気持ちが暗くなり早く元気になってほしいと願う

 

それが私の場合は、
原因が特定できず、長期的な入院だ
親としては不安で眠れない
心に大きな重しがのしかかり、何とも苦しい日々が続いていたに違いない

そして、検査の結果・・・





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