中学生闘病記

中学生闘病記㊳ 悪性リンパ腫という病気になって私が失ったもの 取り戻せない過去





悪性リンパ腫という病気を患ったことで
失ったものはたくさんある
病気を患ったことで
自分の思い描いていた人生も大きく変わった

 

人生は後戻りできない
過去は取り戻せない
過去は塗り替えられない
病気を患ったという決して消えることのない過去を背負ったわけだ

 

病気で一番大きく失ったものは15歳・中学3年生の私だ
中学校での思い出はいろいろあるわけだが、
病気を患ったことで中学校時代の思い出はまるで黒歴史だ

楽しかったこと、うれしかったこと・・・
たくさんあったはずなのに、
中学校の思い出 = 闘病生活  となっている

 

もちろん胸の大きな傷もそうだ
当時、15歳で胸部切開した時にできた傷であり
その傷とは一生の付き合いとなった

胸元の大きくあいた服を着れば傷がみえる
風呂に入れば傷がみえる
人前ではその傷を何とか隠そうとする自分がいる
そして傷をみるたびに当時のことを思い出す

 

病気を患っていなければ、
どんな未来を歩んでいたのだろう・・・
どんな人生が待っていたのだろう・・・
ふと考えることもある

 

家族との時間もそうだ
病気を患ったことで毎年家族で出かけていた旅行も行けなかった
家族で過ごすことのできなかった時間は計り知れない

病気を患っていなければ、
今とは違う家族の形があったはずだ
失われた家族との時間は決して戻ってこない

 

治療が終了し経過観察を終え、20年ほど経つわけだが、
悪性リンパ腫を患ったことで私生活にも影響は出ている

 

それが保険だ

生命保険で加入できないものがある
正確には、加入申し込みしても却下されてしまった
おそらくこの先も「がん保険」には加入できない

 

なぜなら、確認事項にこんな問いがある
「今まで「がん」「悪性リンパ腫」にかかったことがある」

当然「はい」だ
そのため、特定の保険には加入できない

 

もちろん、加入できる保険もある
確認事項に「過去5年以内に・・・・」となっていれば、
当然「いいえ」なので加入できるはずだ

 

一時期、自分の将来を考え保険を検討したことがある
いくつか保険を検討するうちに、
その確認事項で引っかかることが判明した
おかげで保険には少し詳しくなったが、
病気にならなければ保険で苦労することもなかったのに・・・と思ってしまう

 

病気を患っていなければ今とは違う人生を歩んでいたはずだ
そんな自分に会ってみたいとも思う
失われた時間を取り戻したい、取り戻してみたいとも思う

でも、過去は過去だ
過去のことをあれこれ言っていても仕方がない

 

失いかけていた命を救ってもらったのだから、
後ろ向きのことばかり考えても仕方がない
しっかり前を向き、
今の幸せを目一杯感じていこうと思う自分がいる

目の前のこと、これからの未来が
私にとっては大切であり幸せなのだと思っている









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