中学生闘病記

中学生闘病記㊲ 15歳の私が見た小児病棟の辛い現実 病気と闘っている子供たち





そして今もなお、
当時の私のように病気と向き合い必死で闘い続けている子供たちがいる

 

幸いにも、
私の場合は投薬治療が効き、
元の生活に戻ることができたが、
病院には生涯をかけて病気と闘い続けている子供たちがたくさんいる

 

当たり前の生活を奪われ
当たり前だった自由を奪われ
それでも必死に前を向いている子供たちがたくさんいる

 

病気を患ったことにより、
心に深い傷を抱えた子供たちがたくさんいる

 

自分が病気を患うまでは、
そんな現実があることをテレビなどで客観的にみているだけだった
知ろうとも思わなかった

 

健康な自分とは全く無縁のことであり、
これからも関係のないことだと思っていた

 

ところが、悪性リンパ腫になった
苦しい投薬治療、闘病生活を経験した

 

病気を患う前の自分がいかに幸せだったのか
平凡な生活を送れることがいかに幸せだったのか
当たり前のような毎日を迎えることがいかに幸せだったのか

 

病気を患い自分や家族の生活が一変したことで
当たり前の生活がいかに幸せだったのかを
痛いほど思い知った

 

若干15歳の子供であるながらも
生きる意味、
辛い治療に耐えてまで病気と闘い続けることの意味について
悩み考えさせられた

 

健康な自分に戻りたい
健康は人がうらやましい
自分が病気であることを悔いた

 

病気を患うということは絶望との闘いだ
一度入り込むとそこからなかなか抜け出せない
未来の自分への光すら見失う

それでも、病気と闘わなければならない
必死で耐えなければならない
子供にとっては過酷すぎる現実だ

 

私はまだいい
私よりも重度の病気を患い
私よりも辛く苦し思いをしている子供たちはたくさんいる
悲しい思いをしている子供たちがたくさんいる

 

みんなと同じことをしたい
みんなといっしょに過ごしたい
自分と同じ年齢の子供たちと同じような生活をしたいと切に願っている

 

どうして自分だけが病気にならなければならないのか
どうしてそんな人生を生きなければならないのだろうか
何度もそう思った

子供がみんな平等ならいいのに
健康で平等な未来があればいいのに
そう願った

 

病気になったから感じたことはたくさんある
悔しいと思ったこと
悲しいと思ったことはたくさんある

でも、その中でも一番辛いと感じたことは、
私よりも小さな子供たちが必死で病気と闘っている現実があるということ
未来ある子供たちが病気と向き合い一生懸命生きようとしているということだ

 

15歳の私が見た小児病棟での現実は
想像以上に辛く過酷な日常だった
必死で闘っている小さな命の現場がそこにはあった

 

普通に日常生活を送れること
平凡な毎日がいかに幸せなことなのかを
自分が病気を患ったことで痛感した
そして、そのことを知ってほしいと思った

 

辛い闘病生活を送っているのは大人だけではない
小さな子供でも必死で病気と闘っているんだ

 

そして・・・

 










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