中学生闘病記

中学生闘病記㉙ 抗がん剤の副作用でハゲた頭の隠し方 初めてのカツラ体験は中学3年生





私の頭はハゲていた
抗がん剤治療の影響で、
あっという間に髪が抜け落ちた

青汁を飲んでみたり
頭皮マッサージをするなどして
抵抗してはみたものの薬の強さには勝てなかった・・・

15歳の女の子が自分の髪を失うことは、
女性としての人生を失ったに等しい

 

中学3年生の女の子といえば年頃の女の子
女の子だからオシャレもしたい
恋もしたい
でも、髪の毛がなくなったことで、
普通の中学3年生の女の子としての生活は奪われた

 

病気だから仕方ないか・・・
入院生活が長くなると、どこか諦めの部分も出てくる
病気のせいにして、
何でも投げやりになる自分がいた

 

 

そんなある日、
母が突然あるカタログをもってきた
ヘアカタログ

私には髪の毛がないというのに何を考えているんだ・・・
母の行動に思わずムッとした

髪の毛のない私に自分の髪型の相談でもするのだろうか・・・
とにかく理解できなかった

 

「そろそろカツラを用意しよう」
母が口走った言葉に驚いた

 

カツラ?
何で?
別に帽子でいいし・・・
どうせ病院内を歩くだけだから必要ない・・・正直そう思った

 

しかし、母はもっと先のことを考えていた
私の今後を見越して行動していたのだ

 

治療が落ち着けば、外に出る機会も増える
今は無理でもいずれ学校へ通えるようになる
そうなったときに、きっと今の姿では外に出るのをきっと嫌がる

 

これ以上、かわいそうな思いをさせたくない
引きこもることなく、人前に出れるようにしてあげたい
母の願いだった

 

中学生の私にとってカツラのイメージは、
オジサンがハゲ隠しにかぶるもの
カツラをかぶっているおじさんは、
見た目でカツラだと気付く

 

まさか自分がカツラをかぶることになるとは・・・
思ってもみなかった

でも、このままでは外へは恥ずかしくて出られない
カツラをかぶるしかないか・・・と妙に納得した自分がいた

 

私はカツラ屋でも何でもないが、
カツラは実にすごい
種類は豊富、技術の進歩により、
地毛により近く見た目ではカツラだとわからないようなものもある

 

当然、値段も様々
人工的な髪と人毛とでは値段が異なる

オシャレの一つとしてカツラを用いる人もいる
そう思うと、カツラをかぶることに対する抵抗は次第になくなった

 

そんなわけで、
私のもとへカツラが届いた
ボブタイプのカツラ

 

カツラ初体験
中学3年生、若干15歳でカツラデビューだ

 

初めてかぶるカツラ
帽子をかぶる要領で頭にかぶるわけだが、
とにかく違和感だらけだった

 

なぜなら、ハゲ頭の自分に慣れてしまっていたからだ
髪の毛のある自分をみるのは何ヵ月ぶりだろう
自分の顔がとにかく変だった

 

想像していたものと違う
全然よくない
不自然すぎる・・・

 

カツラをかぶった自分をみて、
心が何だかポキッと折れた

 

ポキッ折れたが・・・







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