中学生闘病記

中学生闘病記㉘ 大人の事情で病気の生徒を切り捨てた学校 汚い大人事情で傷ついた心





学校側から転校の話を打診されたのは
翌年の1月あたりだった

私は当時中学3年生
あと数ヵ月すれば卒業だ
その目前で、病気を理由に転校を打診してきた中学校側

 

転向したところで院内学級に通えるわけではない
通えないのだから、転校しても意味はない
今更、何故?

 

その話を両親から聞かされたとき、
驚くと当時に大粒の涙が出た

 

長期入院しているというだけで、
何故私が転校しなければならないのか
今更、どうして誰もしらない中学校へ行かなければならないのか
どうして私からいろいろなものを奪おうとするのか
複雑な思いが大きな悲しみとなり涙が出た

 

学校に捨てられたな・・・
口には出さなかったがそう直感した

 

両親はこの件に関して
とにかく激怒した

辛い治療を必死で耐え、
元気にあったらまたみんなと学校へ通いたいと願っている娘
その娘の希望をぶち壊すことに怒っただけでなく、
学校側の諸事情でこんな打診をしてきたことに腹を立てた

 

大人になった今なら両親が激怒した理由がわかる
理解できるだけに今でも思い出すと腹立たしい

 

結局は・・・
大人の事情だ
大人の事情で学校側は病人である私を切り捨てたということだ

 

学校側としては、大病を患った生徒を抱えると負担がかかる
わざわざ病気の生徒のためだけに、
あれこれと対策を検討しなければならない

 

ましてや、私は中学3年生
受験を目前に控えている生徒を抱える学校側や担任は、
それだけでも慌ただしい
たった一人の病人のために時間を割いている余裕はない

 

正直なところ面倒だったに違いない
生徒はたくさんいる
面倒なことには関わりたくない
そんな感じだろう

 

そこで院内学級があることに気がついた
それならば、院内学級を併設している学校に任せてしまったほうが都合がいい
転校してもらおう
それがあの子にも学校にもいい選択だ

 

そんな感じで私への転校話が浮上してきたに違いない
でなければ、あのタイミング、あの状況でそんな話はでないはずだ

病院側から学校側へ話をしたわけでもない
両親がその話をしたわけでもない
在籍していた中学校側が一方的に打診してきた話だ

 

病気を患った生徒から
ごく普通の当たり前のことを次々と奪うことは簡単はことだ
大人の事情で簡単に奪うことができる

 

でも、子供の気持ちを考えたことがあるのだろうか
病気になった子供の目線で物事を考えたことがあるのだろうか
普通だったことができなくなることの辛さや悲しみを
どこまで知っているんだ
いや、ほとんど理解できていないはずだ

 

それならば、子供の思いを最優先するのが大人の役目だ
最優先してあげられるよう、配慮できるのは大人しかいない
病気だからといって希望を奪いとってはいけない

 

自分の経験からそう強く感じるとともに
病気で苦しんでいる子供のたちの夢や希望がかなえられることを
切に願っている

 

私の頭は・・・











-中学生闘病記

© 2020 にこタイムズ