中学生闘病記

中学生闘病記⑲ 抗がん剤治療で免疫低下 無菌室生活 15歳には辛すぎる治療の日々 





悪性リンパ腫と診断され、
抗がん剤治療を続けていた私

投薬治療を受け続けることで
身体の体力は恐ろしいほど奪われていった

抗がん剤治療の効果により、
腫瘍ば徐々に小さくなっていたが、
その一方で白血球、血小板の数値が平均値を極端に下回った
免疫力の低下だ

 

その場合、二次感染を起こす危険が出てくるため、
無念の無菌室生活が始まった
外部からの感染をシャットアウトするのだ

 

もともと個室を利用していたわけだが、
無菌室の装置が稼働
病室の外へ出ることも禁止
過熱処理のされていないものは口にしてないけない
まさに徹底管理された生活を余儀なくされた

廊下を歩いて散歩することもできない
売店を覗きに行くこともできない
テレビをみるか、寝るか、食べるか・・・の生活
ただただ時間が過ぎるのを待つ日々を送っていた

 

体力もかなりおちた
免疫力が低下しているので、
何かするとすぐに疲れる
ベッドの上の横たわり、ぼ~っと外をみていることもあった

 

何のために生きているのか
どうして私はここにいるのだろう
この先に何かいいことあるのだろうか
そんなマイナスなことばかりを考えるようになった

 

長引く入院生活にもストレスを感じる日々
そんな私にもとうとう限界がきた

 

小児病棟に入院しているとはいえ年齢は15歳
この病棟には、ほぼ私よりも小さな子供たちが入院している
だから私は我慢しなければいけない、
耐えなければいけない
子供ながらにそう思っていた

 

でも、治療を続けていくことで
15歳の私は精神的にも肉体的にもボロボロ
もう限界だった・・・

 

そう思った私は今まで思っていたことを母や看護婦さんたちにぶちまけた
自分の意見を主張するようになった

 

どうして治療を受け続けなければならないの?
なんで私なの?
どうして外へは出てはいけないの?
とにかく弱音を吐き、困らせた

 

もちろん、自分の状況も十分理解していた
悪性リンパ腫でその治療をしなければ死んでしまう
だから治療が必要なんだ
そんなことはわかっている

 

わかっているけど、とにかく辛い
中学3年生、15歳の私にとっては辛すぎる現実だった

 

普通の中学生だったはずなのに、
当たり前の生活が奪われた
平凡な日常を奪われた

世間がイベント事で盛り上がっていても
私には関係ない
繰り返し治療を受けるだけだ

 

その現実をどこか受け入れられない自分がいて
そんな自分が悔しくて
とにかく反抗的態度に出た

今までずっと押し殺して我慢してきた思いが
一気に自分の言葉となって出てしまったのだ

とにかく泣き叫び、
自分の思いを訴えた

 

母はそんな私の言葉に涙し、ただただ頷いてきいていた
娘の心の叫びが言葉となって突き刺さる
こんな思いをさせてしまってごめんね
辛い思いばかりさせてごめんね
言葉では言わなかったが、そんな表情をしていた

そんな私に声をかけたのが・・・







-中学生闘病記

© 2020 にこタイムズ