中学生闘病記

中学生闘病記⑰ 病気を患っている人に対する周りの目 負けずに患者を支える家族の強さ





 

あなたは、病気を患っている人を客観的にみてどう思うだろうか・・・
「かわいそう」
「大変だな」
そう思う人は多い

病気を患っている患者を抱える家族に対してはどう思うだろうか・・・
「かわいそうだ」
「病人を抱えて大変だな」
そう思う人は多い

 

私がもし大病を患っていなかったら
おそらく同じように思うはずだ

 

私の家族もきっとそう思われていたはずだ
子供が病気になってかわいそうな人
兄弟が病気で苦労している子
周りの人からそんな目で見られていたに違いない

 

自分が病気になったことで
家族が周りから辛いことを言われているかもしれない
そう思た私は
ある日、母にこんなことを言った

「娘が私じゃなければよかったのにね」
「そしたら、お母さんはこんなにも苦労しなくてよかったのに」

 

すると母は、私にものすごく怒った
「例え病気をしていてもあんたは私の大切な子供だ」
「一番辛いのはあんただ」
「お母さんは何も辛くない」
真顔でそう言った

 

その言葉に涙があふれた
まさか、母からそんなことを言われるとは思わなかった

 

自分が病気にならなければ、
家族をこんな暗闇に引きずり込むことはなかった
家族には辛い思いをさせている
心の中で申し訳ないと常に思っていた

 

自分の辛さを一番近くで感じ取ってくれていたのは母だった
辛い気持ちを押し殺し、
治療に耐えているのも知っていた

母は私にはみえないところでいつも泣いていた

自分の大切な子供がこんなにも辛めに遭っているのに
何もしてやれない
こうなる前に何かできたのではない
そう自分の母である祖母の前で泣いていたと後から祖母が教えてくれた

 

私が家族に辛い思いをさせていると思っている一方で、
母は、自分たちのせいで娘を辛い目に遭わせてしまったと
責任を感じていたという

 

そんなことを当時15歳の私は知らない
母に怒られ母の思いを知り、
ただただ涙したことを覚えている

 

そして、父や弟も同じだった
人からどんなにかわいそうな目で見られても
しっかり前を向いていた

 

自分たちは何もかわいそうではない
辛いのは娘(姉)であり、
人に何を言われようとも関係ないと強い気持ちを持っていた

 

母も弟を心配し、きいたことがあったそうだ
でも弟は、こう言ったという

「僕は人から何を言われてもかまわない」
「でも、お姉ちゃんが病気なのをバカにするやつは許さない」

 

その言葉をきき、
息子がいつの間にか強く成長していたこと
そして、喧嘩ばかりしていていたくせに
姉思いだったことを知ったという

 

家族はいつも病気の私の味方だった
そんな家族がそばにいてくれたことは
自分にとって大きな支えとなっていた
大人になった今でも、そう強く感じている

 

そして、もう一つ・・・









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