中学生闘病記

中学生闘病記⑭ 「抗がん剤治療」と「放射線治療」による残酷な身体の変化と辛い現実





悪性リンパ腫という病名が告げられ
放射線治療と抗がん剤治療が始まった

点滴は24時間続けられ、
何処へ行くにも点滴台と共に行動した

 

放射線治療の記憶は全くない
数回、治療が行われ、
その後は投薬治療が続いた

 

身体の免疫力を抑制するため、
ステロイド剤入りの点滴が処方されてた

 

それにより、体重が急激に増加するなども副作用も起こった
とにかくお腹がすく
ベッドに寝てばかりなので運動量はほぼゼロに等しい

そして食べるとすぐに脂肪となった
そのため、入院時の体重よりも最終的には10キロ近く体重が急激に増加した

 

それでも、ステロイド治療が施された
それだけ抗がん剤治療で用いられる薬は効力が強く、
免疫を低下させるということだ

 

当時、抗がん剤治療は
クールごとに治療周期が決まっていた
薬の投与を続け、腫瘍を一気に攻撃
その後、次のクールでも治療に向けて体力を回復させるため、
薬の投与を一旦辞め、休養期間を設ける

治療プラス休養を1クールとし、
繰り返し投薬治療を行った
クール回数については忘れてしまったが、
4~6クールあたりだったと思われる

 

家に帰ることなく、治療を続けるしかなかった
最初のころは抵抗力もあり、
薬を投与しても平気だった

 

ところが、投与を繰り返すうちに
私の身体に異変が生じた

 

投薬治療で
血管に巻き付いていた腫瘍が
剥がれ落ちていく
そのたびに、身体全体に痛みが走った

 

激痛が続く
私があまりにも痛がるため、
母が夜通し必死で私の背中をさすり続けた

 

投薬の効果が出ているとは、
辛く苦しい日々
そんな自分が悲しかった

 

どうして自分なのだろう
他のも中学3年生はいるのに
どうして私なのだろう・・・
泣きたい気分だった

 

そんな娘の姿をみている両親もさぞかし辛かっただろう
投薬治療の効果が出ているとはいえ、
娘の苦しむ姿をみるのは辛い

親子で必死に病気と向き合い闘った

 

治療が続くにつれ、
私には過酷な状況が待っていた

 

年頃の女のコにとってはとても辛い現実だ
抗がん剤治療の影響で、
髪の毛が抜け始めた

 

抗がん剤による投薬は恐ろしい
身体に大きなダメージを与えるだけでなく、
心のダメージをも与える

 

髪の毛が自然と抜け落ちる
枕や床は抜け毛だらけだ
徐々に抜け方は激しくなった
髪の毛をクシでとかすだけで、
まるで草刈りのようにごっそり抜け落ちる
髪を掴めば掴んだ分だけ無残にも簡単に抜けてしまった

 

最終的にはほとんどの髪の毛が抜けた
どこからみてもハゲ
髪の毛があった部分は地肌が丸出しとなった
髪の毛同様、まつ毛まで抜けてしまった

 

なんという悲劇だ
髪の毛が抜け落ちた自分の姿をみて、
呆然と立ち尽くす
悲しみと自分の置かれた状況に落胆する私
悲しくて悲しくて仕方がなかった

 

そんな私の姿をみても
母は何も言わなかった
何も言わずに私の大量に抜けおちた髪の毛を片付けた

 

母も辛かったに違いない
そんな娘の姿をみる母も辛かったはずだ
どうして自分の娘だけ・・・
きっとそんな思いでいっぱいだったに違いない

そして治療は・・・









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