中学生闘病記

中学生闘病記⑬ 病気の姉をもつ弟の苦悩 弟から普通の中学2年生の生活を奪った姉





 

私には1歳下の弟がいる

私が闘病生活をしたことで、弟にも相当苦労をかけた
むしろ、私以上に我慢していたのが弟だと思う
弟からも平凡な生活を奪ってしまった

 

当時、弟は中学2年生だった
当然、私同様、思春期であり反抗期でもある年頃
彼の中でも葛藤はものすごかったに違いない

 

中学生2年生といえば
まだまだ子供だ
反抗期であるとはいえ、母の存在は大きい
それなのに、母は闘病中の私の看病でいない
母に頼れないのは辛かったに違いない

 

闘病中は家族で出かけることもなかった
周りの友達が家族で出かけたり、外食していていても、
弟は我慢するしかない
弟からもごく普通の生活が奪われた

 

週末になれば父と病院へ来ては
時間を潰す
そんな日々が続いていた

 

それでも、彼が文句を言ったことは一度もない
さみしい気持ちがあっても
決して口に出さなかった

私が病気で大変ときに
弱音を吐いてはいけないと思っていたに違いない

 

学校でも、うわさはすぐに広まる
同じ中学校に通っていたため、
私の様子を私の同級生からきかれることもあっただろう
病人の弟という目で見られたこともあっただろう
嫌な思い、辛い思いをしたこともあっただろう
それでも、弟は何も言わなかった

 

そんな弟は、私の分まで勉強をがんばった
学校へ通いたくても通えない
勉強したくても勉強できない姉の分まで勉強してやろうと
彼なりの私への励ましだったのかもしれない
辛さの矛先を高校受験へ向けたのかもしれない
中学3年生の受験で、見事、トップレベルの高校への合格を勝ち取った

 

弟よ、ごめんね
辛い思いや寂しい思いをたくさんさせてごめんね
それでも前向きでいてくれてありがとう
私の分までがんばってくれてありがとう
今でも弟にそう伝えたい

 

彼も今は家庭をもち、自分の子供にデレデレの父親だ
子供をもったことで考えることはいろいろとあるだろう
自分の経験から悩むこともあるだろう

新たな家庭を築いていても兄弟であることにはかわりない
苦労をかけた分、彼が壁にぶつかったら支えてあげられる姉でありたいと思っている







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