子どもたちのあれこれ

子供が「立派になったな」と思った瞬間 親として感動した出来事



「立派になったな」
「たくましく成長したな」

子供の姿をみて、そう思った
子供の勇姿をみて、心から感動した

 

小さな頃から消極的な性格で、
相手に対して物事を強く言えない小学2年生の息子

 

いつもそんな姿をみて、
もどかしさをずっと感じていた

 

もっと強気で行け!
自分に自信を持て!
自分の言いたいことははっきりと言えばいい!

息子に何度も何度もこの言葉をかけてきた

 

性格が優しすぎる
息子の長所でもあり、大きな短所でもある
いつか乗り越えてほしい壁だと思っていた

 

そんな息子が小学生になって夢中になったものがある
それが「相撲」

 

市内で年2回、相撲大会がある

 

もともと相撲に興味があったわけではない
1年生の時、広報の載っていた記事をみて、
私が勝手に応募した

 

本人は相撲経験もなく、
意味もわからないまま試合に出させられ、初戦で負けた

 

意味もわからずに出たくせに、
負けたことが悔しくて泣いた

 

その泣いた悔しさがバネとなり、
敗者復活戦では無我夢中で戦い、何とか1勝できた

 

初めての勝負で初めての負けという屈辱
消極的な性格の息子にとって
相手に立ち向かっていくということは
まさに試練だったに違いない

 

「もう絶対に出たくない」
「相撲なんてやりたくない」
絶対にそう言うと思っていた

 

ところが、

 

「相撲大会にまた出たい」
「今度は絶対に勝つ」

 

初めて息子から強気の発言をきいた
予想外の発言にびっくりしたことを覚えている

 

それからというもの、
相撲大会に率先して参加するようになった

 

学校で相撲大会の用紙が配布されると必ず持ってきた
夏休み限定の相撲教室にも自分から行きたいと言ってきた

 

とにかく相撲で勝負に勝ちたい
勝つために強くなりたい
その一心で、相撲の練習に取り組んできた

 

最初は激弱だった
身体つきもそれほど大きいわけでないので、
力負けすることも多かった

 

負ける姿、負けて泣く姿をみては、
「もういいよ」
「十分がんばったんだからもう出なくていいよ」
何度も心の中でそう思った

 

何度、負けたかわからない
何度、悔しい思いをしたかわからない
それでも、息子は相撲を辞めたいと言ったことは一度もない

 

「また出たい」
「今度は勝ちたい」
そう言って、挑み続けてきた

 

そして、先日、2年生最後となる相撲大会が開催された
総当たり戦からの上位数名が決勝戦へとコマを進める

 

強い相手がたくさんいる
いつも必ず負ける相手もいる
息子にとっては厳しい勝負だ

 

それでも息子は相手にぶつかり続けた
しっかりと頭や腰を落とし、低い姿勢から相手のまわしを掴みにかかる

 

戦う息子の姿をみているこっちがヒヤヒヤの連続だ
何度も責められ、その姿に悲鳴を上げたかわからない
そのたびに、踏ん張り続けた息子

 

相撲教室での特訓の成果が出たようで、
今までとは見違える姿で戦う息子
それはそれはたくましかった

 

自分の息子がこんなにもたくましく
こんなにも男らしく強気で勝負している姿を初めて見た

 

消極的で弱々しい性格だった息子
この時だけは、ものすごくたくましく立派にみえた

 

自分の知らないところで
自分自身と戦い強くなっているんだな、と思った

 

結果は3位
これは快挙だ!!
勝ち進む息子の姿はとてもかっこよかった
親としてとても誇らしかった

 

「今度はもっと鍛えて勝ってやる」
負けてもへこたれない息子
大したヤツだ
いつか優勝し共に喜べる日が来ますように!!







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